企業物価指数とは|企業間の取引が株式市場に与える影響

株式市場に影響を及ぼす経済指標の中でも、企業間で売買される物価に着目したものが「企業物価指数」です。企業物価指数は景気の先行きを判断するためにも重要な役割を担うため、株式市場への影響も少なくありません。今回はそんな「企業物価指数」について勉強しましょう。

企業物価指数とは

企業物価指数は、企業間で売買させる商品の価格変動に着目した経済指標で、日本銀行によって毎月公表されています。

以前は「卸売物価指数」として知られていましたが、メーカーの直接取引が増えたことから、2003年1月から「企業物価指数」に名称変更されました。

企業物価指数は、指数の対象となっている商品の価格に、商品の重要度を掛け合わせ、集計することにより作成しています。

参考:企業物価指数(2000年基準)のFAQ : 日本銀行 Bank of Japan

企業物価指数の構成項目

企業物価指数は主に次の3つで構成されています。

  • 国内企業物価指数
  • 輸出物価指数
  • 輸入物価指数

企業物価指数からわかること

企業物価指数の主な目的は、商品の需給動向を敏感に反映する取引価格の動向を調査し、経済動向を分析することにあります。

経済動向の分析は当然ながら、株式市場にも大きな影響を与えます。また、企業物価指数の個々の品目・商品群など下位分類の指数についても、業種や個別株の動向を予測する上で重要な指標になります。

企業物価指数の調べ方

企業物価指数は、日本銀行が公表しているため日本銀行のホームページから閲覧することができます。また、大まかなデータについては各証券会社の情報ツールなどでも知る事ができます。

参考:企業物価指数の公表データ一覧 : 日本銀行 Bank of Japan

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