株式投資の必要資金|初心者が株をするための貯金は?

株式投資を始めたいけど、まとまったお金がないからと躊躇う人も少なくないと思います。このページでは、初心者が株式投資を始めるのに必要な初期投資について解説しています。

株はいくらで買える?

株式投資で株は何円で売買されているか知っていますか?基本的に株の売買に必要なお金は次の式で計算されます。

株の売買に必要なお金=株価×100(単元株数)

つまり、株を売買するには、株価と最低購入株数を掛け合わせた金額が必要になります。

株価とは

株価は「1株あたりの値段」です。株価1000円だったら、1株1000円で取引されていることになりますね。そして、「株価×会社の発行済株式数=時価総額」になります。

参考:時価総額とは?

そして、株価の重要なポイントは、「株価は大きい会社ほど高いわけではない」ということです。発行済株式数が多ければ、大企業でも株価が安い企業もあります。例えば、三菱UFJ銀行は誰もが知る大企業ですが、株価は500円程度です。

上場企業の株価の97%は100円~10000円

私たちが証券会社を通じて売買できる、日本の上場企業(東京証券取引所)の株は約3800社あります。その内、株価100円以下の銘柄が約50銘柄、10000円以上は約60銘柄です。※2021年4月現在

つまり、97%以上(3600社以上)の株は1株100円~10000円で売買できるということになりますね。

単元株数とは

単元株数は、株を売買する時の単位です。そして、単元株数は「100株」と定められています。「ダース」や「束」などと同じですね。

株を売買するには単元株数の倍数で取引することになります。つまり、100株、200株、300株・・という100の倍数になります。

株の売買は1万円以上100万円以下

株価に単元株数を掛け合わせると、97%以上の上場企業の株は1万円~100万円で売買が可能ということになります。

とは言え、1~100万円には随分と開きがありますね。株の売買に必要なお金がわかったところで、株式投資に必要な資金について考えましょう。

株式投資に必要な資金

結論から言えば、株式投資に必要な資金に明確な「答え」はありません。なぜなら、株式投資は人によって目的や考え方、投資手法は異なるからです。

ある意味、投資とはとても自由であるため、一括りに「必要な資金」というものを決めることが出来ません。

それでも、敢えて「投資に必要な資金は?」と問われるなら、答えは「今準備できるお金」というのが答えです。

こんな回答はズルいという声もありそうなので、少し補足していきましょう。

「一般的な」株式投資なら投資資金は10万円

上で説明したように、上場企業の株価の97%は100円から10000円の範囲内に収まります。とは言っても、100円で買える株は非常に少ないため、投資対象となる企業があるとも限りません。

そこで株価1000円の株ならどうでしょうか?実は、株価1000円以下の上場企業は1200社以上あり、選択肢としては十分です。

ですから、1000円×100株(単元株数)という計算でいけば、10万円あれば投資を始めるには十分な資金と言えるでしょう。

「一般的でない」株式投資は1000円で出来る

これまでは、「一般的な」株式投資で必要な資金について説明してきました。ここからは、「一般的ではない」株式投資について説明しましょう。

株を売買する時には100の倍数株で取引すると言いましたが、これが「一般的」な株の売買で定められたルールです。

実は、一般的ではない株式投資では株は「1株から売買する事が可能」です。

株は1株から買える

「一般的」には100株単位で売買する株式投資ですが、証券会社によっては1株から株を買えるサービスを独自に行っています。

例えば、SBI証券のミニ株やLINE証券SBIネオモバイル証券などは、1株から株を買えることを強みにしている証券会社です。

このような会社で1000円以下の株を売買するのであれば、株式投資の必要資金は1000円ということになりますね。

注:100株を単元株と言い、100株未満を未単元株と言います

まずは株式投資を始めてみよう

まとまったお金が無くても株式投資は始められます。そして、株式投資で大切なのは「一日でも早く始めること」です。

投資はとにかく時間がモノを言う世界です。投資のために1年お金を貯めるのであれば、今すぐに始めて経験を積む方が、はるかにメリットが大きくなります。

コーヒー一杯飲むお金でも株式投資は出来るので、株式投資にお金がいくらかかるかを考えて諦めるのは時間の無駄です。

まずは、自分に出来る金額で株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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