
コロナ禍による巣籠需要の拡大やデジタル庁の新設などDX推進の動きが顕著になる中、株式市場でもDX関連株が一段と注目されるようになりました。今回はDX関連株について勉強しましょう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
DXとは「Digital Transformation」の略称(transがXと略される)で、直訳するとデジタルへの変化(変形)という意味になります。
明確な定義などはDXについて詳しく書かれたサイトなどで見ていただければと思いますが、言ってみれば「デジタル化をより社会に浸透させて、住みよい環境を作りましょう」という考え方です。
企業のDX化が注目される理由
先にも述べましたが、コロナ禍により不要不急の外出が制限されたり、リモートワークに切り替わる中で、様々な分野でのデジタル化が急速に求められるようになりました。
そして、コロナ収束後でも拍車のかかったデジタル化の流れは、ますます拡大していくと予想されています。
また、デジタル庁の新設によりDX化による徹底的に無駄を省き、効率を重視していく流れは株式市場でも大きなテーマとして無視できないものです。
DX関連銘柄
DX関連銘柄とは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための事業を営む企業です。
では、株式投資ではどういった銘柄がDX関連株になるのでしょうか。
代表的なDX関連銘柄
DX関連銘柄と一言でまとめても、DX事業は多岐に渡り定義づけも難しいため、日本の株式市場だけでも対象となる銘柄は100を優に超えます。
その中でもDX関連銘柄として注目度が高い銘柄として、次のような銘柄が挙げられます。※投資を推奨するものではありません
- サイボウズ(4776)
- NECネッツエスアイ(1973)
- YE DIGITAL(2354)
- サイバーリンクス(3863)
- ITBOOK HD(1447)
- アイティフォー(4743)
- アイネス(9742)
- チェンジ(3962)
DX関連銘柄の特徴
DX関連銘柄の特徴として次のようなものが挙げられます。
値動きが荒い
良くも悪くも注目されるテーマですから、DX関連銘柄は多くの投資家に売買されます。そのため、値動きが荒く短期投資ではチャンスもリスクも高いのが特徴です。
高PER・PBRになりやすい
注目度が高いということは、それだけ成長性が期待されます。そのため、現時点の業績から算出されるPERやPBRなどのファンダメンタルズ指標から判断すると割高と言えます。
DX関連銘柄は値上がり期待も大きい反面、下落余地も大きいためリスク管理を徹底することが重要です。
そのため、投資初心者にとっては難しいかもしれませんが、じっくり投資分析した上で将来性を見越して投資するのであれば、大化けする可能性もありDX関連株は夢のある投資と言えるでしょう。
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