
株で利益を出すのは必ずしも上昇しつづける株を買うだけではなく、銘柄の特徴を捉え適切なタイミングで売買することでも利益を出すことができます。今回は、利益を出し続ける個人投資家が知っている「銘柄の特徴」について勉強しましょう。
個別株の値動き
日本の株式市場には4000社近い銘柄が上場しています。それぞれの株の値動きは、政治や経済の要因で連動して動くこともありますが、個別要因による独自の要因が値動きに大きく影響します。
そして、その個別要因は銘柄ごとに特徴が大きく違うため、その銘柄ごとの特徴を掴むことは株式投資で利益を出すためな重要なポイントになります。
銘柄ごとの値動きの特徴
では、その銘柄ごとの値動きの特徴とは具体的にはどういったものでしょうか。
特異日の株価の変動
決算発表日や権利確定日前後の値動きは、銘柄によっては特徴があります。
例えば、配当利回りよりも権利落ち日の下落の方が大きくなる銘柄や、決算発表で業績推移に対して過剰に反応する銘柄など、特定の銘柄だから起きやすい特異日の株価の変動は、その銘柄を知っている投資家にとっては動きを予測しやすくなります。
私自身も、権利落ち日には何故か大きな成行の売り注文が入り、5%~10%程度株価が下落する銘柄を保有していて、配当利回りよりも権利落ち日の下落の方が大きいことから、配当権利付き最終売買日までに売却して、権利落ち日後に買い戻しています。
定期的な株価の急騰
普段は出来高も少なく株価の変動もほとんどない銘柄でも、定期的に出来高を伴い株価が急騰する場合があります。
急騰した後は元の株価近辺に収束して、再びある程度の期間を置いて同じように急騰と収束を繰り返します。
このような銘柄を保有して、急騰時に売却、元の株価に戻ったら買い戻しをするだけでも、大きな利益につながります。
こういった銘柄は、比較的割安で普段の出来高が少ない地味な銘柄に多く、ちょっとした材料で出来高が増えることで、このような一時的な急騰が起こります。
保有株の日々の株価をチェックしよう
銘柄ごとの株価推移の特徴を知るためには、日々の株価推移を知ることが一番です。特に保有株においては自身の利害にかかわる分、より真剣に分析することができます。
不自然な出来高や値動き、権利落ち日など特異日での変動を知ることで、その銘柄に特徴的なパターンを見つけることが出来るでしょう。
また、保有株以外でも株価推移や株価チャートを分析することで、その銘柄の特徴が見えてくることもあります。株式投資に触れる機会を増やすことが、投資で利益を出すためには大切です。
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