順張りと逆張り

株式投資ではトレンドに応じて「順張り」と「逆張り」の2つの売買タイミングがあります。今回は「順張り」と「逆張り」の二つの投資スタイルの特徴や投資戦略の違いについて勉強しましょう。

順張りと逆張りの違い

順張りとは上昇トレンドでは更なる上昇を見越して株を買い、下落トレンドではさらなる下落を見越して株を売るトレードのことを言います。

逆張りとは、株価が大きく下落した時などに反発を見越して株を買い、急騰した時には反落を見越して株を売るトレードのことを言います。

  • 順張り・・トレンドに従った取引
  • 逆張り・・トレンドの反転を狙った取引

強いトレンドに有利な順張り

順張り投資は、強いトレンドが出ている相場で有利な投資スタイルです。強いトレンドが出ている相場では、一旦トレンドに陰りが見えたとしても、トレンドが復調する可能性が高くなります。

トレンドは移動平均線で見極めよう

トレンドの強弱を見極めるには、テクニカル分析の基本である移動平均線が有効です。

移動平均線とは任意の期間での、株価の終値の平均値を結んだ線です。移動平均線を用いることで、トレンドが継続するか転換するかを見極めることが出来ます。

例えば上昇トレンドの時に、移動平均線を割り込み下落するならトレンドが変わる可能性を示唆しています。逆に、移動平均線付近で反発するならトレンドは継続することを示唆しています。

ボックス相場に有利な逆張り

逆張り投資は、トレンドが出ていない相場で有効な投資スタイルです。上がるのか下がるのか方向性がハッキリしていない状況では、株価の動きは上昇と下落を繰り返すボックス相場になります。

こういった場合には、株価の上限付近では売り、下限付近では買いという逆張り投資が有効です。

上値抵抗線と下値抵抗線を見極めよう

逆張りによるトレンドの転換を見極めるには、上値抵抗線と下値抵抗線から判断するのが有効です。

抵抗線とは、株価が反転する転換点を結んだラインのことです。上値抵抗線なら上昇から下落への転換点、下値抵抗線なら下落から上昇への転換点を結んだラインになります。

この抵抗線を抜けない範囲で株価が推移するならボックス相場ですから、逆張り投資が効果的です。

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