
配当金を受け取りながらも売却益主体で売買する投資を中期投資を呼びます。今回は中期投資のメリットや銘柄の探し方について勉強していきましょう。
中期投資の特徴
明確な定義はありませんが、大体半年から3年程度までの期間で行う投資を中期投資と呼びます。配当金も受け取りながらも売却益を主体に資産運用することが中期投資の特徴と言えるでしょう。
中期投資のメリット
中期投資のメリットは、短期投資よりも手間をかけずに、長期投資よりも見通しの立ちやすい期間で投資が出来ることです。
長くても3年という期間なので、ある程度将来の予測が立ちやすく、尚且つ売買や投資情報のチェックに時間に多くの時間が必要ないので、一般的な社会人でも手掛けやすい投資と言えます。
中期投資のデメリット
配当金を主体とした投資には、中期投資は中途半端と言えるでしょう。配当利回りは高い企業でも安定して5%程度です。中期投資で3年間投資しても15%程度の利回りにしかなりません。
中期投資では配当金は売却益のおまけのようなものであり、もし配当金を主体として投資をするなら最初から長期投資での運用を考えるのが良いでしょう。
上手な中期投資のポイント
中期投資は、売却益を主体としていますが投資対象となる銘柄には幅があります。グロース株でもバリュー株でも投資対象になる自由度の高い投資ができるでしょう。
ただ、自由度が高い反面、自身が投資している株をどういう目的で投資したのかを忘れない事も大切です。
例えば、成長性を重視して投資したのに、成長性が失われても保有する意味はありません。当初の投資判断に基づいて投資計画を建てる必要があります。
中期投資する銘柄の探し方
中期投資する銘柄の探し方として、主な方法は次のようなものがあります。
中期経営計画書を参考にする
企業によっては3年や5年などの中期経営計画を公表しています。これは、今後数年に渡っての事業戦略や業績目標などが記載されています。
この中期経営計画書を参考にするのも中期投資する株を探すのに有効です。
トレンドの業種から選ぶ
DX関連、コロナ関連銘柄などテーマごとに投資家の注目度が高くなる時期やタイミングがあります。
そういったテーマ株物色というのは数カ月から数年に渡って広がることも多いため、トレンドが出ている業種に投資するのも中期投資では有効と言えるでしょう。
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