
マザーズ指数は東証マザーズにおける株価動向を表す指数です。今回はマザーズ指数の基本や活用ポイントについて勉強しましょう。
東証マザーズ指数とは
東証マザーズ指数は、東京証券取引所が運営する「新興企業のための市場=東証マザーズ市場」の株価の動きを表す指数です。
東証マザーズ市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象とした、浮動株ベースの時価総額加重型で算出される株価指数です。※単にマザーズ指数とも呼びます(以下、マザーズ指数)
マザーズ指数の計算方法
マザーズ指数は、2003年9月12日の時価総額を1000ポイントとした場合に、現在の時価総額がどの程度かを示しています。
計算式では以下のようになります。
ちなみに、2021年4月のマザーズ指数の時価総額は2000前後ですから、2003年と比べてマザーズ市場の時価総額が約2倍になっていることがわかりますね。
また、マザーズ指数はTOPIX(東証株価指数)と同じ計算方法で算出されていて、東証一部の指数であるのがTOPIXで、東証マザーズ指数の指数がマザーズ指数であるとも言えます。
マザーズ指数の動向
マザーズ指数の動向は、日経平均株価やTOPIXなど東証一部で算出される指数とは、全く違った動きになるのが大きな特徴です。
例えば、マザーズ指数が上昇してもTOPIXは下落したり、逆にTOPIXが上昇してもマザーズ指数が下落したりと、同じ日本の株式市場の指数であっても動きは連動するわけではありません。
新興株はマザーズ指数に連動する
そのため、保有株が東証マザーズ市場に上場する新興株なら、当然ですがマザーズ指数が参考となる指標になります。
新興市場に関係のない日経平均株価やTOPIXを参考にしていても、新興株が買われているか売られているかというのはわかりません。
マザーズ指数とマザーズ・コア指数の違い
また、マザーズ指数と同じく、東証マザーズ市場の動向を表す指標として、マザーズ・コア指数というのがあります。
マザーズ・コア指数とは
マザーズ・コア指数は、東証マザーズに上場している新興企業の中でも、時価総額や売買代金などから代表的な15社を選定して、算出された指数です。
マザーズ・コア指数の選定(銘柄入れ替え)は、年に1回10月に行われますが、2020年10月の選定では以下の15銘柄が選定されています。
- ミクシィ
- 総医研ホールディングス
- アスカネット
- アドウェイズ
- ユナイテッド
- ネットイヤーグループ
- ラクス
- そーせいグループ
- ACCESS
- エヌ・ピー・シー
- ウェルビー
- ジャパンインベストメントアドバイザー
- サマンサタバサジャパンリミテッド
- フィンテックグローバル
- エリアリンク
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