
移動平均線は株価チャートを分析する上で欠かせない指標です。今回は移動平均線の基本的知識や分析方法について勉強しましょう。
移動平均線とは?
移動平均線は、一定期間の株価の終値の平均値をグラフにして、株価チャート上に表したものです。○○日移動平均線と言えば、○○日の平均を算出した移動平均線ということですね。
例えば、とある期間の日経平均株価の5日移動平均線と10日移動平均線では次のようになります。
移動平均線を使った相場予測は、期間の異なる移動平均線やローソク足チャートと組み合わせて売買のタイミングを計るのが一般的な分析方法です。
移動平均線の算出方法
移動平均線は平均値を結んだ線ですから、各日の平均値を求めることで算出することが出来ます。
例えば5日移動平均線なら、その日を含む直近5営業日の株価の終値の平均を計算して、その平均値を結ぶと5日移動平均線になります。
移動平均線で用いられる期間
テクニカル分析で用いられる移動平均線は短期・中期・長期などを複合して利用されるのが一般的です。例えば、次のような期間の移動平均線です。
- 短期:5日移動平均線
- 中期:25日移動平均線
- 長期:75日移動平均線
この5日、25日、75日移動平均線の組み合わせは、最も良く使われる組み合わせの一つです。
期間が異なる移動平均線の役割
移動平均線を複数の期間で用いるのには大きく2つの理由があります。
ゴールデンクロスとデッドクロス
1つはトレンドの転換点を見極めるためです。期間の異なる移動平均線が交差する事で、そこから株価のトレンドが転換する可能性を示唆しています。
支持線と抵抗ライン
もう1つは、期間の異なる移動平均線が株価チャートの支持線もしくは抵抗ラインとして機能することです。
支持線や抵抗ラインを突破した場合にも、株価のトレンドが転換する可能性を示唆しています。
コメント