
株の利益が非課税になるNISA口座は大きく3つの口座に分類されます。NISA口座の中でも最初に始まった一般NISAについて勉強しましょう。
一般NISA(ニーサ)とは?
一般NISA(ニーサ)は2014年に始まった小額投資非課税制度です。少額投資非課税制度は、株式投資や投資信託などの売却益や配当金にかかる税金が非課税になる制度のことです。
現在ではNISA口座は、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3つがありますが、一般NISAはその中でも最も早いNISAです。
ここでは「一般NISA」という名称で解説していますが、単にNISAという場合もあります。※解説の都合上、一般NISAの方が伝えやすいため、ここでは一般NISAという名称で解説します。
一般NISAの概要
一般NISAの概要は、次の通りです。
非課税枠は年間120万円
一般NISAでは年間120万円までを非課税枠として購入することが可能です。
非課税期間は最大5年間
一般NISAで買った投資商品は、最大で5年間非課税になります。また、5年を超えて一般NISAで買った株や投資信託を保有する場合には、2つの方法があります。
1つめの方法は、ロールオーバーです。これは5年の期限が迫った一般NISAで買った株や投資信託を、再度、翌年の非課税枠に移す方法です。
2つめの方法は、一般NISA口座から課税口座である一般口座か特定口座へ移す方法です。
上場株式や投資信託が対象
一般NISA口座で、購入できる投資商品は株式や投資信託です。先物やデリバティブ商品には適用されません。
また、一般NISAでは株式は日本株だけでなく、米国株を中心としてた外国株も対象になります。
NISA口座は一人一口座
また、NISA口座は一人一口座に限定されています。一般口座や特定口座のように、複数の証券会社で口座を開設することはできません。
ですから、NISA口座を開設する際には、自分にとって使いやすい証券会社で口座を開きましょう。
つみたてNISAより一般NISAがオススメの人
NISA口座には一般NISAとつみたてNISAがあります。一般NISAの方がオススメなのは、どんな人でしょうか。
株式投資でNISAを利用したい人
NISA口座での株式への投資はつみたてNISAでは出来ません。ですから、投資をするなら株式と考えている人にとっては、一般NISAを選択することになるでしょう。
5年以内の投資をする人
NISA口座自体が長期投資を前提とした制度ですが、一般NISAは5年、つみたてNISAは20年と非課税期間に大きな違いがあります。
投資期間として5年以内の投資で色々な株式や投資信託にしたいのであれば、一般NISAの方がオススメです。
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