
株式投資をするためには証券会社に口座を開設する必要があります。「口座を開設する」というと銀行みたいですが、投資するお金や購入した株券を預けるという意味では同じようなものです。今回は証券会社の特徴や選び方について勉強しましょう。
証券会社とは
証券会社とは、株を売買する時に証券取引所と個人投資家の窓口になってくれる会社です。
株の売買は証券取引所で行われていますが、個人投資家が直接、株の売買が出来るわけではありません。そこで、仲介に入ってくれるのが証券会社になるわけですね。
証券会社の特徴と選び方
証券会社は大小合わせれば1000社以上あります。それぞれに特徴があり、個人投資家は自分の投資目的や投資手法に合わせた証券会社を選ぶ必要があります。
そう言ってしまうと、証券会社を選ぶだけでも大変な作業ですね。正直に言えば、証券会社を選ぶ時なんて基本的には次の2つのパターンです。
王道はSBI証券か楽天証券
最初に証券口座を開設するなら、SBI証券か楽天証券のどちらかを選べば、不満を感じる事はないでしょう。
この2つの証券会社は、口座開設数が1位と2位の証券会社です。つまり、個人投資家にメリットが大きいと考えられている証券会社ということですね。
それぞれの特徴として言えることは、手数料が業界最安水準を競っていること、取引ツールの使いやすさや情報量の多さに定評があること、取り扱い商品数やサービスの豊富さが挙げられます。
私自身は、両方の証券会社で口座を開設していて、SBI証券をメインの証券口座、楽天証券をサブの証券口座の一つとして利用しています。どちらも15年以上利用していますが、サービスに不満を感じることはありません。
1株投資ならネオモバ証券かLINE証券
株式投資は通常、100株単位で売買します。そのため、1社の株を買うのに1万円以上は必要です。
しかし、比較的新しい証券会社であるSBIネオモバイル証券やLINE証券では1株から投資が出来るサービスを強みに口座開設数を伸ばしています。
1万円以下の少ない資金から投資を始めるなら、この2社で口座開設するのがオススメです。
証券口座を開設する時の疑問
では、ここからは上記の証券会社に限らず、証券口座を開設する時の疑問について解説します。
口座開設の諸費用
主要なネット証券会社は口座を開設するのに費用はかかりません。口座を開設するのも維持するのも無料です。
口座開設に必要なもの
証券口座の開設には、本人確認書類とマイナンバーカードの写しが必要になります。
パソコンは必要?
今のネット証券は、ほとんどがスマホ専用のアプリがあります。ですからパソコンは必須ではありませんが、多くの情報をまとめて見たいならパソコンがある方が便利です。
証券口座への振り込み手数料は?
ネットバンクであれば証券口座への入金も無料であることが一般的です。ATMからの入金は手数料がかかります。
証券会社の選びのポイントは手数料とサービス
また、上記以外の証券会社を選ぶ際にも、重要なのは手数料とサービスです。
株の取引手数料
株の売買には取引手数料がかかります。最近では、複数の取引手数料プランを選択できるのが一般的です。例えば、「一回の取引ごとに手数料が決まるプラン」と「約定代金の合計で手数料が決まるプラン」などですね。
証券会社によって、金額ごとに手数料が設定されているので、自分の取引額に応じて選ぶのがポイントです。
サービス
証券会社選びは、単に株を売買するだけで決めるものではありません。証券会社によって様々な投資に関するサービスを行っていますので、少しでも投資が有利になるような証券会社選びが大切です。
証券会社が行うサービスには例えば次のようなものがあります。
- 四季報が無料で読める(SBI証券など)
- 日経新聞が無料で読める(楽天証券など)
- 米国株(海外株)が取引きできる(証券会社ごとに取扱数が異なる)
- 新規購入株(IPO)が買える(証券会社ごとに取扱数、抽選条件が異なる)
- 時間外取引(PTS)ができる(証券会社によって時間帯が異なる)
これらは、証券会社によって提供するサービスの幅や質が異なるために、少しでも株式投資が有利になる証券会社を選ぶことも決め手になります。
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