株式投資の3つのルール設定

株式投資ではルール設定の有無で成績が大きく変わります。適切な設定をすることで、失敗の少ない資産運用を目指しましょう。

株式投資のルール設定

株式投資はいつも思うような結果に繋がるとは限りません。ベテランの投資家でも予期せぬ株価の変動や失敗を繰り返し経験しています。

予期せぬ株価の変動は避けることは出来ませんが、株式投資のルール設定をすることで損失を最小限に抑えて、次の投資へつなげることは可能です。そして、株式投資で成功する個人投資家は例外なく、このルール設定をしっかりと実行しています。

損切り(ロスカット)のルール

損切り(ロスカット)とは、買った株が下落した時に損失を確定することです。これは株式投資初心者が絶対に決めなければいけないルールです。

なぜ損切りが大切?

損切りが最重要である理由は、株価は常に予想を超える動きをするからです。投資初心者が少ない知識と経験で株価の底を予想しても全くあてになりません。

株価が2000円で買った株が1800円になったら底を打つだろうと思って見たところで、実際には1500円になるかもしれないし、1000円まで落ちるかもしれません。

損切りせずに持ち続けると、お金だけじゃなく何より貴重な時間をロスする結果になってしまいます。

損切りルールの決め方

損切りのルール設定は簡単です。株を買う時に、いくら下落したら損切りするかを決めるだけです。

例えば、5%や10%など損切りする基準を決めておけば、その株価を下回った時には強制的に株を売却するという方針を決めておけば、売るかどうかを迷う事はありません。

株価1000円の株なら900円以下に落ちたら損切りをするとしておけば、余程のことが無い限り100円分の下落以上の損失はありません。

利益確定のルール

損切りと同じく、難しいのは株を利益確定するタイミングです。ずっと含み益が出ていたのに、気づいたら含み損になっていたなんてことは、株式投資をしていると良くあることです。

利益確定は高値から○○%下落したらタイミング

利益確定の一番簡単なルールは、高値から下落したタイミングです。

例えば1000円で買った株が1500円になって下落に転じたとします。利益確定のルールとして高値から10%下落と設定しておけば、1500円から150円下落した1350円が利益確定のタイミングになります。

逆に10%下落せずに再び高値を更新したら、今度はその高値から10%下落した株価を利益確定のタイミングにすれば良いでしょう。

現金比率のルール

現金比率とは、投資資産の現金と株式の割合のことです。100万円の投資資産で60万円が現金、40万円が株式なら現金比率は60%になります。

この現金比率のルールも投資の成績の大きく関わってくる重要事項なので、少し勉強しておきましょう。

現金比率のバランス

株式投資では常に投資資金を全て株として保有するわけではありません。時々に応じて現金比率のバランスを測ることで、効率的に利益を出すことが出来ます。

普段は現金比率30%~50%

私個人の経験から考えれば、普段の現金比率は30%~50%程度が望ましいでしょう。100万円の投資資金なら現金は30万円から50万円程度残しておく状態です。

なぜ、現金をそれだけ残しておくかと言えば、全部を株として保有していると相場の急落に対応できないからです。

現金比率を高めておけば、相場が急落した時に割安になった株を買う資金があります。もし、投資資産の全てを株として保有している場合には、下がる株価を眺めるか損切りするしか選択肢がありません。

どんな相場でも現金比率は10%以上

ただし、どんな相場でも現金比率は10%以上にするのがオススメです。まったく現金がないとう状況になるようなら、それは資産運用としては後がない状況でもあります。

投資は精神的な状況も判断に大きく影響します。常に最終手段としてのキャッシュを残すことで、心にゆとりを持って投資をすることが出来ます。

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