
株式投資は、自分の投資条件に合った株を探すことから始まります。その投資する株を探すことがスクリーニングです。今回はスクリーニングの基礎を勉強しましょう。
スクリーニングとは?
株式投資におけるスクリーニングとは、日本市場に上場する4000社近い会社の中から、様々な条件を指定して投資対象となる株を探すことを指します。
例えば、「10万円以下で買える株」や「前日10%上昇した株」というのもスクリーニングですし、「25日移動平均線の乖離率20%以上の株」というのもスクリーニングです。
スクリーニングの方法は、様々ですが大きく分類すると以下のような方法があります。
- 会社や株価の基本情報
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
スクリーニングの方法は?
スクリーニングは証券会社の提供するサービスを利用するのが最も効率が良いでしょう。
証券会社各社で口座を開設していれば、無料で利用できるスクリーニングサービスがあるので、幅広い条件を指定してスクリーニングをすることが可能です。
効果的なスクリーニングのポイント
スクリーニングには様々な方法があるため、その方法を間違えていては効果的なスクリーニングにはなりません。スクリーニングをする時には以下のようなポイントがあります。
条件設定が投資目的や手法と合致している
スクリーニングを効果的に行うには、条件設定が自分の投資目的や手法と合致していることが大切です。
例えば、長期投資のための高配当割安株を探しているのに、株価チャートを重視したテクニカル分析でスクリーニングしても効果は少ないでしょう。
高配当で割安な株を探すなら、会社の財務や配当利回り、収益率などからスクリーニングすることで効果を発揮します。
同業他社と比較する
株の特徴は業種によって大きく変わります。例えば、銀行業と情報通信業の株を比較しても、財務状況や株価収益率、配当利回りは全く違うことがわかるでしょう。
スクリーニングの結果として、有望な株を見つけたとしても必ず同業他社と比較してみましょう。
例えば「10万円以下で買える株」でスクリーニングしていたとして、その条件ならA社が良かったとしても、15万円の同業他社のB社の方が株価以外の条件が優れている場合もあります。
この場合に、投資資金によっても判断は変わりますが、5万円の違いなら条件の良いB社を選ぶ方が良いかもしれません。
難しいスクリーニングは使わない
自分が理解できないスクリーニングは使わないようにしましょう。
例えば、「有名な個人投資家の○○さんが△△という条件でスクリーニングをしている」という理由から、同じ条件のスクリーニングをしたとしても、そのスクリーニングの意味を理解していないなら効果的ではありません。
よくわからないままスクリーニングして株を買っても、様々な状況で投資判断が出来ないからです。
自分の得意なスクリーニングを見つけよう
スクリーニングは投資手法や目的によって十人十色です。自分に合ったスクリーニングを見つけることが、株式投資で勝つための第一歩です。
色々なスクリーニングを検証して、自分だけのスクリーニング手法を見つけましょう。
コメント