仕手株とは?

業績や財務に際立った特徴もなくニュースが出たわけででもないのに、何故か短期間で株価が何倍にも上昇する不思議な動きをする株があります。今回はそんな仕手株について勉強しましょう。

仕手株とは?

仕手株は特定の投資家たちによって、意図的に株価を大きく変動するように仕向けられた株です。また、これらの特定の投資家は「仕手筋」と呼ばれています。

仕手筋は、対象となる株を目立たないように買い集め、タイミングをみて一気に買い上がることで、短期間で株価を数倍、数十倍にまで上昇させることがあります。

仕手株になりやすい銘柄

株価が乱高下しつつも短期間で急騰する可能性がある仕手株は、個人投資家にとっても魅力的な株であることは否めません。

仕手株になりやすい株には以下のような特徴があります。

  • 中小型株
  • 低位株
  • 目立たない株
  • 貸借銘柄

仕手筋にとってコントロールしやすく、上昇余地が大きいというのがポイントですね。

時価総額が大きすぎず、株価が安く買いやすい、目立たないので割安であり、貸借銘柄なので空売りも出来るという特徴があれば、仕手株として化ける可能性があるということです。

資産運用に仕手株は難しい

投資家にとって魅力のある仕手株ですが、資産運用として株式投資をするなら仕手株は避ける方が良いでしょう。

仕手株は仕手筋やヘッジファンドなど投資のプロが参入して激しい売買をしています。その目的は短期間に大きな利益を得ることであり、投資ではなく投機を目的としています。

投機目的での売買は、一般的な個人投資家には難しく、最初は上手く利益になっていたとしても最終的に損をする可能性が高いでしょう。

投機目的で仕手株を売買するなら損切りは徹底しよう

投機目的で仕手株を売買するなら、損切りは徹底しましょう。損切りなくして仕手株を売買するのは非常にリスクが高い行為です。

何倍、何十倍にもなった仕手株を買うという事は、何分の一、何十分の一になる可能性もあるからです。

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