
日本の証券取引所に上場する企業には、独自の銘柄コードが割り当てられます。この銘柄コードはランダムに割り当てられるわけでなく、一定の法則を基に割り当てられています。今回は銘柄コードの基本について勉強しましょう。
銘柄コードとは
銘柄コードは、日本の証券取引所に上場する株式や投資信託などに割り当てられる識別番号で「証券コード」とも呼ばれています。※証券コードは本来はより広義的な意味で使われます
銘柄コードは4ケタの数字で、例えば、トヨタ自動車は「7203」という数字が割り当てられています。
銘柄コードの分類
銘柄コードは業種によって、割り当てられる数字の範囲が決められています。
以下の表は日本証券取引所グループの銘柄コードと業種関係を表にしたものです。
業種 | 業種コード | |
大分類 | 中分類 | |
水産・農林業 | 水産・農林業 | 50 |
鉱業 | 鉱業 | 1050 |
建設業 | 建設業 | 2050 |
製造業 | 食料品 | 3050 |
繊維製品 | 3100 | |
パルプ・紙 | 3150 | |
化学 | 3200 | |
医薬品 | 3250 | |
石油・石炭製品 | 3300 | |
ゴム製品 | 3350 | |
ガラス・土石製品 | 3400 | |
鉄鋼 | 3450 | |
非鉄金属 | 3500 | |
金属製品 | 3550 | |
機械 | 3600 | |
電気機器 | 3650 | |
輸送用機器 | 3700 | |
精密機器 | 3750 | |
その他製品 | 3800 | |
電気・ガス業 | 電気・ガス業 | 4050 |
運輸・情報通信業 | 陸運業 | 5050 |
海運業 | 5100 | |
空運業 | 5150 | |
倉庫・運輸関連業 | 5200 | |
情報・通信業 | 5250 | |
商業 | 卸売業 | 6050 |
小売業 | 6100 | |
金融・保険業 | 銀行業 | 7050 |
証券、商品先物取引業 | 7100 | |
保険業 | 7150 | |
その他金融業 | 7200 | |
不動産業 | 不動産業 | 8050 |
サービス業 | サービス業 | 9050 |
参考ページ(外部):業種関係 | 日本取引所グループ
銘柄コードの枯渇問題
ただ、4ケタの銘柄コードに対して上場する企業が多くなれば、当然ですが銘柄コードが不足していきます。
現在でも、銘柄コードは不足していて、新規上場する株式には、業種に関係なく銘柄コードが与えられることが多くなっているようです。
コメント